マフラーもういらんな
今日は雨。朝から雨です。雨だといってもなんだか寒い。まあ、そうといってもだんだん暖かくなっております。
ところで、今日は少し気分を変えて、遺失物について。
遺失物ってすごい量なんですね。警視庁のHPによると平成17年中、警視庁に届けられた落し物は約213万件らしいです。そしてその中でも多いのは、
① かさ (35万本)
② 財布類 (19万個)
③ 携帯電話 ( 9万台)
らしいです*1。
わたくしも傘はよく電車の中とかに忘れますからね・・・・。忘れたとしても傘はなかなか取りに行きませんよね・・。
落とした人が名乗り出る率(返還率)は、傘で0.4% 衣類で2.4%らしいです*2。メチャメチャ低いですね。そらー管理コストも大変やわ。
個人的に送なんだと思ったのが、携帯電話と財布の返還率。携帯が75%で財布が63%*3。個人的にはもう少し高いかなって思っていたのですが。まあ、どこで落としたのかがなかなか分からないってのもありますしね。
『遺失物行政の在り方に関する提言』を読んでいて全くその通りだと思ったのは、最後の文章。
我が国においては、小さな子供であっても、また、たとえ1円玉であっても、落し物を拾えば交番や駐在所に届けるということが自然に行われてきた。このように、遺失物は、国民一人一人の善意により遺失者に返還されているものであり、これは。誇るべき文化だと言える*4。
たしかに、こういう文化は大切にしないとダメだなって思います。いくら大量生産・大量消費の時代であっても、そういった精神面は忘れてはならないですよね。似たようなものは買えても、全く同じものは絶対に買えないのだから。
*1:警視庁HP 落し物はどこえゆくより引用 URL:http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/kouhoushi/no4/welcome/welcome.htm
*2:『遺失物行政の在り方に関する提言』、2ページ。警察庁HPより入手 URL: http://www.npa.go.jp/safetylife/chiiki15/20060214.pdf ← 注意 PDF形式です。
*3:同上、2ページ。
*4:同上、14ページ。